技能職は、製鉄所や発電所などの施工現場や工場内における機械設備の製缶、溶接、修理、点検などの作業、
また、ベルトコンベア設備のベルト交換、補修、点検などの作業を行います。
日本の産業基盤を支える製鉄所設備をはじめとして、電力や環境保全などの各種プラントの建設・
整備工事および保守作業。その現場を支えているのが技能職の方々です。
プラント設備の製品や交換部品を現場に据え付けるため、足場を組み、クレーンやチェーンブロックなどの装置を使い重量物を吊り上げて搬入し据え付けます。玉掛け作業やウィンチ作業など様々な仕事があります。
機械工事講師の指導ポイント重量物をクレーンを用いて移動させる『玉掛け』は、落下しないよう安全に行う必要があり、合図者と補助者、クレーン操作者の指示出しを"指差呼称"によって正確に行う訓練を行います。
機械の組み立て作業や、メンテナンスが必要な機械装置を分解して測定や手入れ、部品交換などを行い、再度組み立て調整をして、試運転を行ない設備の性能を確認し元の状態に使えるようにする仕事です。
仕上げ講師の指導ポイント測定機器の基礎教育を中心に、芯出、据付、分解組立を習得させる。
経年劣化等により傷んだ設備を回復するため、溶接やガス切断などの作業を行い傷んだ部分を補修します。取り替えるパーツも現場に合わせる必要があるので、自社の工場内でボール盤、シャーリングなど様々な機械を使い加工し、元の設備に正しく取り付ける仕事です。
鉄工/溶接講師の指導ポイント鉄板を切断する際は、ガス切断器を同一のスピードでブラさず真っすぐ移動操作。その切断面をきれいにディスクグラインダーで研削し、その断面同士を均一な幅でアーク溶接。いずれも施工強度を保つための作業の正確さと、安全を確保して行うことが重要です。
工場内にあるベルトコンベア設備のベルトを交換・メンテナンスする仕事です。研磨作業や加硫作業など様々な作業があり、メーカーのライセンスも取得できます。他にも仕上げ作業などベルトコンベア設備に関連した色々な仕事を行います。
ベルト講師の指導ポイント製鉄所で鉄鉱石などの原料を搬入するベルトコンベアのベルトをループ状に接合します。双方のベルト表面のゴム層をカッターなどで剥がし、数層の帆布を階段状に出して組み合わせて接着させます。その際に、帆布層に傷をつけないよう注意することがポイントです。
千年を超える歴史をもつ「常滑焼」で知られる、愛知県常滑市。
2005年には沖合に中部国際空港セントレアも開業し、国際的な空の玄関口という新たな表情も見せています。
そして、百年以上の歴史をもち、人々の暮らしを土台から支えるプラント建設・整備を手掛けてきたスガテック。2024年4月、この常滑市に新たに「技能研修センター」を設け、施工現場で活躍する技能職をじっくり育成する環境をつくりました。
ここからスガテックのさらなる未来をつくる人材を送り出し、人々の暮らしに貢献し続けていく拠点となっていきます。
新入社員時点での基本的な技術知識と技能習得 (約8か月間)
入社3年目、6年目社員を対象とした高度専門技能工の認定(3年目、6年目各1か月間)
技能士1級・2級、メーカー認定ベルト工など必要な資格取得の推進