補修工事が完了したらベルトコンベアの試運転を行い、確実に間違いなく不具合が解消されたかを確認します。動かしてみて不具合が解消されていない場合は再度補修を実施し、正常に回るようになるまで微調整を行います。自分で色々と考えて不具合を解消すること。設備の保全管理を任せられるやりがいは、それに尽きます。ベルトコンベアの補修を計画し、実施する工事は創造性の改善が仕事。PDCAを回して追求し続ける。高い仕事です。同じ補修をするにしても、補修工事の方法は状況によって変わってきます。だからこそ少しでも前回より良い方法はないかと、常にPDCAを回して追求する姿勢が大切です。改善こそ成長の源泉。私は改善していくのが仕事だと思います。製鉄所内で材料を運搬するために不可欠なベルトコンベア。その保全をする責任のなかで日々、改善を繰り返しています。この仕事に向いている人は、何でも自分で考えて実行するのが好きな人です。創造性が豊かでモノを作るのが好きな人なら、スガテックの仕事は楽しいはず。そのような仲間と一緒に改善する喜びと世の中に貢献するやりがいを感じながら成長したいと思っています。ベルトコンベア : ローラーにベルトを輪状に掛けて回転させ、その上に材料をのせて連続的に運搬する装置。工場内の各設備に鉄鉱石や石炭などを運搬するために用いる。PDCA :生産技術における品質管理などの継続的改善手法。計画→実行→評価→改善の4段階を繰り返すことにより、業務を継続的に改善していく。用語解説保全実行STEP.2試運転対応STEP.3保全計画立案STEP.1点検の結果、補修が必要となった場合、補修工事ごとに施工手順書を作成。その手順書をもとに作業員と打ち合わせを行い、作業を進めていきます。施工手順書を見せたり施工方法を説明しただけでは十分伝わらない場合は、絵を描いたり図を用いたりして現場現物でしっかりと確認することもあります。危険いかに安全に作業できるか、それを第一に考えて工事をする。なポイントや品質規準を満たすための施工方法などを作業員と共有することは、工事を安全にスムーズに進めるために最も重要なことだからです。いかに安全に作業できるか、それを第一に考えて工事を組み立てることを心がけています。またベルトコンベア設備のメンテナンスにおいては、定期的に消耗品を取り替える作業も行います。そのため設備に必要な部品をあらかじめストックしておき、工場ですぐに取り替えられるよう準備し、補修工事当日の作業を効率化できるよう努めています。ベルトコンベア設備の管理を一元的に任されているということは、仕事を自分で決めるということです。言われたことをやるのではなく、不調になる前の問題箇所を事前に発見する。そのために自分たちで点検して何を補修するかを決めるのは大変ですが、やりがいも大きくなります。保全実行STEP.2試運転対応STEP.3保全計画立案STEP.1SUGATEC | 08
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